公開日 2026.02.06更新日 2026.02.06

経理の不正防止策を徹底解説!主な手口と原因、効果的な内部・外部対策とは?

経理部門の不正は、企業の資金流出だけでなく、社会的信用を一瞬で失墜させかねない重大な経営リスクです。

しかし、人手不足や業務の属人化、長年の慣習などにより、不正の兆候を見逃してしまう企業も少なくありません。

本記事では、「経理の不正がなぜ起きるのか」という原因から、代表的な不正手口、そして今すぐ実践できる防止策までを体系的に解説します。

さらに、内部対策だけでは防ぎきれないリスクを補う手段として、経理代行(アウトソーシング)を活用した不正防止の考え方にも踏み込み、盤石な経理体制を構築するための実践的なステップをご紹介します。

目次

経理の不正手口として知っておくべき代表的な事例

経理不正は特別な企業だけに起こるものではなく、日常業務の延長線上で発生するケースが大半です。

まずは代表的な不正手口を把握し、自社にも起こり得るリスクとして正しく認識しましょう。

売上・利益を水増しする「架空取引・循環取引」

架空取引とは、実体のない取引を帳簿上で作り出し、売上や利益を水増しする不正です。

また、循環取引は複数の企業間で商品やサービスを形式的に回し合い、実態以上の売上を計上する手口を指します。

これらの不正は、業績をよく見せる目的で行われることが多く、経営者や管理職が主導するケースも少なくありません。

発覚した場合、金融機関や取引先からの信用低下だけでなく、法的責任を問われる可能性もあります。

領収書や請求書の改ざん・捏造

日常業務の中で起こりやすいのが、領収書の金額や日付の改ざん、私的な支出を経費として精算する不正です。

カラ出張や二重計上といった手口は少額であるがゆえに見逃されやすく、長期間にわたり継続されることで被害が拡大します。

小口現金の私的流用と残高の操作

小口現金を管理する担当者が、現金を私的に流用し、帳簿上の残高を合わせるために記帳や伝票を操作するケースもあります。

金額が小さいためにチェックが甘くなりやすく、発覚までに時間がかかる点が特徴です。

未払い金や在庫を操作する手口

支払期日を意図的に遅らせて一時的に現金を流用したり、在庫を過大評価して利益を操作したりする不正も存在します。

これらは財務諸表全体の信頼性を損ない、経営判断を誤らせる原因にもなります。

経理の不正を防止・早期発見するための内部対策

不正を未然に防ぐためには、担当者のモラルに依存せず、仕組みとしてリスクを抑制することが不可欠です。

ここでは、企業規模を問わず実践できる基本的な内部対策を整理します。

職務の分離(セグリゲーション)の徹底

「申請・承認・支払・記帳・保管」といった一連の業務を一人に集中させない 職務の分離(セグリゲーション) は、不正防止の基本です。

特に、支払業務と記帳業務を同一人物が担当する体制はリスクが高く、必ず役割を分離する必要があります。

定期的な監査・突合チェックの仕組み化

通帳残高と帳簿残高の突合を月次で行い、別担当者や第三者が確認する仕組みを設けることで、不正の早期発見につながります。

棚卸資産や固定資産についても、台帳との定期的な照合が重要となります。

経理規定・ルールの明確化と全社周知

経費精算や購買承認のルールを明文化し、全従業員に周知することで、不正の温床となる曖昧さを排除しましょう。

ルールを形骸化させない運用もあわせて検討する必要があります。

承認プロセスにおけるダブルチェックの義務化

高額な取引や新規取引先への支払いについては、必ず複数人による承認を義務付けることが重要です。

承認フローに多重チェックの仕組みを組み込むことで、個人の判断に依存しない体制を構築でき、不正の抑止力を高めることができます。

資産へのアクセス権限の厳格化

通帳、印鑑、重要書類、会計システムへのアクセス権限を必要最小限に限定することが重要です。

あわせて、権限付与の妥当性を定期的に見直すことで、不要なアクセスを排除し、不正利用のリスクを継続的に低減できます。

内部対策の限界と、外部の専門家を活用するメリット

内部統制を整備しても、すべての不正リスクを完全に排除することは困難です。

特に人員や体制に制約のある企業ほど、外部の専門家を活用する意義が高まります。

第三者の客観的な視点を取り入れることで、不正の抑止力を高めると同時に、内部体制では気づきにくいリスクの早期発見にもつながります。

内部対策だけでは防げない「経営層による不正」

内部統制は主に従業員による不正を防ぐ仕組みであり、経営層が関与する不正には機能しにくい側面があります。

経営層による不正は規模が大きく、企業に与えるダメージも甚大です。

客観的な第三者の目による相互牽制

経理代行や税理士など、利害関係のない第三者の目を入れることで、不正の「機会」そのものを減らすことができます。

不正対策と同時に業務効率化・属人化解消も実現

外部専門家の活用は、不正防止に加えて業務の標準化や属人化の解消といった副次的な効果ももたらします。

業務プロセスが整理・可視化されることで、引き継ぎリスクの低減や生産性向上にもつながります。

不正防止の切り札! 経理代行(アウトソーシング)がおすすめな理由

経理代行は業務効率化の手段としてだけでなく、不正防止の観点からも有効な選択肢です。

体制面・品質面・コスト面のバランスを取りながら、実効性の高い不正防止体制を構築できる点が大きな特長です。

経理代行は「職務分離」を自動で実現する

経理代行では、複数名の専門スタッフが役割を分担して業務を行います。

そのため、申請・記帳・チェックが自然に分離され、相互牽制が働く不正の起こりにくい環境を構築できます。

知識・経験豊富なプロによる高品質な経理処理

経理の専門知識と実務経験を持つプロが業務を担当することで、誤処理や判断ミスを防ぐことができます。

小さな処理ミスが不正の温床となるリスクを未然に排除できる点も大きなメリットです。

コスト効率よく高度な不正対策を構築できる

専任の監査担当者を採用したり、高額なシステムを導入したりする必要はありません。

経理代行を活用することで、現実的なコストで高度な不正防止体制を整えることが可能です。

不正防止体制の構築にも強いキャスター経理代行が選ばれる理由

数ある経理代行サービスの中でも、キャスター経理代行は不正防止を意識した体制設計に強みがあります。

実務フローとチェック体制の両面から、不正が起こりにくい仕組みを構築しています。

複数の専門家による「チーム体制」で不正発生の機会を排除

キャスター経理代行では、経理のプロフェッショナルがチームで業務を担当します。

ダブルチェックを前提とした体制により、一人に業務が集中することによる不正リスクを排除します。

業務の可視化と標準化で「属人化」と「不正」を同時に防止

業務フローを可視化し、マニュアルとして標準化することで、経理業務のブラックボックス化を防ぎます。

属人化の解消は、不正リスクだけでなく業務停止リスクの低減にもつながります。

キャスター経理代行の具体的なサービス内容と料金体系

記帳代行、支払業務サポート、給与計算など、必要な業務を柔軟に組み合わせて提供しています。

不正防止を意識したチェック体制も含め、企業の体制や課題に応じた支援が可能です。

まとめ:不正対策は「仕組み」と「文化」で継続的に行うことが重要

経理不正は個人の問題ではなく、組織の環境と仕組みが生み出すと言えます。

そこで、内部対策と外部の専門家の活用を組み合わせることで、実効性の高い不正防止体制を構築できます。

経理体制に不安を感じている場合は、早めに専門家へ相談し、持続可能な仕組みづくりを進めていきましょう。

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